開発ストーリー

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髪を洗う文化

1930年代に日本に入ってきたシャンプー。その後は1950年代に大手メーカーが打ち出した広告などをきっかけに徐々に広まっていきました。

毎日シャンプーをする習慣が日本に普及したのは1980年代。それまで洗髪は毎日行うものではありませんでした。

それから30年の歳月をかけて髪を毎日洗う文化が定着し、数多くのシャンプー剤が生まれました。

今では天然成分やダメージ補修にこだわった高価なものからコストを抑えた低価格商品まで、好みやライフスタイルに合わせて選択できる製品がそろっています。

頭髪だけではなく、体もボディーシャンプーで洗うのが一般的になりました。

このように多種多様なシャンプー市場ですが、どのシャンプーにも共通して使われている成分があります。

それが『界面活性剤』。

皮脂などの汚れを水で落とす際、油分を水と混ぜる働きをする界面活性剤を使うのが一般的です。

高機能シャンプーやオーガニックシャンプーは界面活性剤のセレクトや配合量、配合バランスの工夫により、機能と洗浄力のバランスを取りながら日々進化しています。あらゆる髪の悩みに対応した素晴らしい製品が多くあります。

ただシャンプーがいくら進化しても、セレクトや洗う回数、使用方法をなど使い方を間違えてしまうと元も子もありません。

事実、洗いすぎやすすぎ残しで界面活性剤が残留してしまうなど、間違った使い方によって肌荒れが引き起こされるケースが多くあるようです。
 
そんな肌荒れを防ぐために、各方面で様々な工夫がされています。

例えば、美容室。

洗う回数が圧倒的に多い美容師さんの手荒れは職業病と呼ばれています。これを少しでも防ぐため、施術後に手肌に残った剤の除去をする取り組みが始まり、効果が出始めています。

また多くの皮膚科では、アトピー性皮膚炎を改善するために洗浄剤からなるべく遠ざける指導がなされ、衣類を洗う洗濯洗剤にまで指導が入ります。

赤ちゃん用のボディソープには洗浄成分の配合量や種類をなるべく減らす工夫がなされています。

 

工夫ももちろん大事ですが、この問題を誰もがもっと簡単に解決できる方法はないだろうか?

赤ちゃんや敏感肌の方が安心して洗うにはどうすればよいだろう?小さなお子様が一人でも安心して洗えるには?

洗う文化をもう一度見直してもよいのではないだろうか?

そんな思いで新たな製品と洗い方の開発を始めました。

そのためには『圧倒的にやさしく洗い』かつ『余分なものを残留させない』という機能を備えた製品が必要だと考えました。

そして、『界面活性剤を配合していないシャンプー』というを選択肢が必要という結論に至りました。

 

NOPOO【ノープー】&湯シャン

2000年代に入って、アメリカを中心にシャンプーをせずにお湯だけで洗う NOPOO 【ノープー】という文化が生まれました。

日本でも湯シャンと呼ばれ、徐々に人口を増やしています。

水洗から始まり、石鹸、シャンプーと流れてきた洗髪文化ですが、ここにきて再び原点に返る動きと思われます。

情報収集が容易になった今日、NOPOOは確実に広がっています。

お湯だけで洗うのは確かに安全です。ただ一方でNOPOOを実践できる方はどれほどいるだろう?という疑問があるのも事実。

多くの女性にとって健康はもちろん大切だけど、美しくあることはそれと同じぐらい大切。

NOPOOや湯シャンの効果はわかるけど、ストレスフリーのバスタイムや美しくまとまる髪を手に入れることもかかせない。

ヘアカラーやパーマをした髪でも健康にケアしたい。

そんな要望が必ずあるはずです。

外せない美容のプロの目線

そのような、ある意味わがままな望みにこたえられるのは誰か?

それは頭髪と美容のプロフェッショナルである美容師だと我々は考えます。

美容師であれば、人それぞれにマッチした髪と頭皮のケアを正しい知識のもとで提案ができるはずです。

美容室に通うすべての人に正しい洗髪を伝えられれば、きっと頭髪洗浄の文化を塗り替えられるはずです。

新しい洗浄剤と方法、それを取り入れるためのプロのアドバイスと指導。この2つの両立が新たな文化を根付かせる唯一の方法と考えます。

開発コンセプトに、『美容師のアドバイスのもとで使用する』という軸を設けることにしました。

自分の皮脂を石鹸状に変える?

実は界面活性剤を使わない洗浄方法はかなり早い時期から存在していました。

ある特殊な電解水を使ってイオンの力で汚れを浮かせるという方法です。

この洗浄法の優れたところは、自分の皮脂と電解水が反応するということです。お肌の表面で中和作用と乳化作用をおこさせてさらりと汚れを取ってくれる素晴らしい方法です。

さらにこの電解水に加え、ALPSion Water(アルピジョンウォーター)という素晴らしい水との出会いがありました。

ALPSion Water は安全な洗浄ができることもさることながら、肌と髪に保水・浸透・清浄・抗菌・ニオイケアなど様々な効果が期待できる高機能アルカリ還元水です。

この2つのミックスでさらベストな洗浄バランスを調整しました。

念のため、油分での乳化や繊維質で汚れをからめとる方法などいろいろ試しましたが、髪や頭皮の油分を取りすぎたり、傷をつけたりする可能性が残り見送りました。

そして行き着いたのは【ジェルで洗う】という発想。

洗浄方法と合わせて剤の形状も大切です。お肌に余分なものを残さず、かつ洗いやすいものを探っていきます。

残らないという意味では液体が一番良いのですが、頭皮にとどまらないので洗いにくく、使用量がわかりにくいため不採用。

クリームなどの形状は油分も使えてよいのですが、乳化剤を使わないと安定しないので見送りました。

お肌にやさしい天然成分だけで適度に汚れを落としながらも操作しやすい形状を模索し、たどり着いたのが『食物繊維で作るジェル』で洗うという発想。

ジェルであれば髪のすべりもよく、ポンプで出せるのでお風呂でも使いやすい形状です。

髪と頭皮になじませ少し時間を置くことで汚れを浮かせとることができ、放置後はシャワーでさらりと流れます。

頭皮のマッサージを行う際も摩擦を軽減できます。食品添加物としても使われている成分ですので、マッサージメニューなどお肌に長時間ついていても問題ありません。

今回のコンセプトにとってジェルは理想の形状といえます。

また配合する香りはラベンダーウォーターを採用。強い香りではありませんが、バスタイムをやさしく包む香りです。

保湿成分や溶剤も植物由来のものを選び、100%天然由来成分でできています。

イオンバランスの調整により、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤も配合しておりません。

界面活性剤フリー、乳化剤フリー、シリコンフリー、防腐剤フリー、合成香料フリー、エタノールフリー。6つのフリーでストレスフリーな心地よいバスタイムをお過ごしいただけると思います。

製品名もジェルのシャンプーだからジェルシャン。とことんシンプルです。

アルファベット表記は GELSHAM 。GEL SAHMPOO で NO POO という新しい文化を作りたいという思いを込めました。

ライフスタイルに自然に溶け込むために

ジェルシャンの特徴は

①界面活性剤を使わずに汚れを落とすことができる

②洗浄成分を残留させることなくシャワーでさらりと流せる

③天然由来成分100%で心地よく洗える

の3点です。

理想の洗浄をめざして、やさしく洗うことだけに特化して作りました。

髪だけではなく、お顔や全身も心地よく洗っていただけます。

しかしこれだけではまだ半分。

大切なのは正しい使用方法と、生活への取り入れ方。

つまり、頭髪ケアのプロフェッショナルである美容師様のアドバイスです。

髪の長さや髪質、頭皮の状態、カラーやパーマの有無、現在ご使用中のシャンプーなどあらゆる角度からその人に合わせた使い方の提案を添えていただいて、初めて100%の効果を発揮します。

場合によっては毎日ジェルシャンで洗うのではなく、高機能シャンプーと併用し、週に1回の使用をお勧めされるケースもあると思います。

髪を補修するトリートメントや、頭皮をいたわるヘアパックなどとの併用をお勧めされるかもしれません。

心地よく洗って心地よくケアする。私たちはジェルシャンを通じて新しい選択肢を提示し、より良く洗う新しい文化を、美容師の皆様と広げていきたいと考えております。

 

シャンプーは泡からジェルへ。健康で美しいお肌や髪の創造を、まずは洗うことから目指していきます。